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女プロデューサー 尾崎玲子 6

性描写しかありません








6.恋人


 いったい今は何時なのか。前後に揺れる情景と脳天まで犯す快感の中で尾崎は思う。腰のくびれをしっかりと掴まれ、思い切りよく男根が突き刺さるたびに酸素と意識を飛ばしそうになる。お互いの体から放つ性臭は部屋を満たし、二人から正常な思考を切り離していった。
 パンッ、パンッ。
「ん! ふっ……あぁぁ……!」
 絵理にその体の奥まで許した日から一ヶ月。尾崎は生理の時以外ほぼ毎日、絵理に犯されている。場所は決まって尾崎のマンションで、日々の仕事に追われている絵理はでも、時間を見つけてはマンションに足繁く通っていた。オフ日となれば前日から尾崎の家に泊まりこみ、夜通し彼女の体をむさぼっている。
 パンッ、パンッ。
「もぅ、む……あっ!」
 半ば親から見離されていることが絵理を開き直らせる。通販で手に入れたという道具を持ってきては嬉々として尾崎に試し、AV紛いのこういまでされたことは彼女にとってどれだけ屈辱であり、気持ちの良かったことか。まだあどけなさの残る少女が自立した女性を好き勝手に嬲る倒錯的な状況は、異常性癖にも近い形で二人を昂ぶらせた。
 パンッ、パンッ!
「えりっ、ごめ、もうっ……ひぃっ……!」
 一際、大きい快楽の波が尾崎を襲う。たまらずベッドに顔を埋め、震える体を抑え込む。抵抗らしい抵抗も出来ないでいる女の背後から大きな肉の杭を打ち込む少女。心底楽しそうに絵理がひとつ、またひとつとピストンする度に尾崎の背中が大きく震えると後ろ手に拘束する手錠がガチャガチャと無骨な音を響かせた。腕を突っ張ることも出来ず、体内を奔る快感の電撃を必死に堪える尾崎。嗚咽の交じる嬌声に絵理は頭の中で数を数えた。
 これで、四回。
 セックスをただ男が満足するためだけの行為だと思い込んでいた尾崎はオーガズムを知らなかった。快感に身を委ねることは出来ても、心の底から信頼できる異性というものに出会ってこなかった不幸。それを今、意識を失うほどの絶頂の中で尾崎は味わっている。全身がひきつけを起こし、体の自由も利かないままに奥まで嬲られていく。呼吸もままなならず、命乞いに似た懇願を無視されて送られてくる快感は地獄の責め苦のように尾崎を追い詰めた。
「ひぁぁ……! うぅぅぅっ」
 パクパクと魚のように開いていた口が閉じられ、涙で溢れていた目から力が失われていく。絵理の手に捕らわれたままの腰から太ももにかけて痙攣が激しくなる。同時に膣内もウネウネと最後の時を報せるように収縮を繰り返した。絵理はたまらず腰から手を離すと、器用に尾崎をその場で仰向けの体勢にする。膝裏に手を回し、思い切り脚を開くと尾崎から小さく悲鳴があがった。
 正常位。もう意識も飛び飛びの彼女の目が絵理を捉えると、恋人を見かけたようにトロンと目尻を下げる。男根に屈服した、幸せそうな女の顔が広がっていく。尾崎自身が最も忌避しながらも、密かに憧れていたものに変わっていく感覚。まるでそうあることが当然だと体だけは知っているのか、素直に尾崎はその変化に従ってしまっていた。
 尾崎の内心の変化をどこまで承知しているのか、絵理は男根を誘い込む膣肉に抗うことなく射精し始める。もちろん、コンドームという膜が尾崎の肉体に触れることすら許さず、射精とは別の不満足に絵理は僅かに顔をしかめた。既に意識の半分以上を飛ばした尾崎を見てもまだ抑えられない欲望の名前は支配欲。一ミリにも満たない壁が作る距離は絵理にとって途方もなく、この壁を取り去ったことで初めて、目の前の女を征服したと思えるのだろう。
 ひとしきり射精を終えた絵理は肉棒を引き抜く。度重なる絶頂で虚ろな顔を浮かべたままの尾崎の横、絵理は射精後の気だるい体を引きずりながら寝転がった。慣れた手つきで精液の溜まったコンドームを外すと、わざと尾崎の前で揺らしてみせる。
「ほら……尾崎さんで、こんなに?」
 なに言ってるのよ、と呟く尾崎の顔。その中にサッと、汗ばむ彼女の顔に赤味がかった羞恥が走るのを女は見逃さなかった。絵理が性行為の刺激に慣れるほど、また尾崎が性行為に翻弄されるようになるほど、絵理は尾崎を辱めることに積極的になっていく。道具まで使ってどれだけ変態的な行為をしても尾崎の少女然とした反応は変わらない。服を脱がすたびに屈辱に塗れた顔を晒し、見慣れたはずの絵理の剛直に目を奪われる。
 本当に、本当に可愛い人。
 しかし、裏を返せばまだ尾崎の中で絵理を拒む部分があるのではないか、と絵理は考えていた。実際、尾崎の方から求めてきたことは一度もなく、まるでこちらだけが猿の様に盛っているのが空しくも感じる。もちろん、バイブやローターで散々に弄った後であれば、彼女も涙ながらに絵理を欲することはある。ただ、そうじゃない。尾崎が本気で、自分の意思で絵理を求めてくれなければいけない。
 その為には、あと一歩。奈落へと落とす何かが必要。尾崎を一度、壊したことで絵理の中でまた、臆病な自分を再認識したのだろう。静かな室内でも絵理の心は嵐のごとく騒がしくざわめいていた。
 イキ疲れか、心地よい寝息を立てている尾崎に気づくと絵理もまた目を閉じる。少し口寂しくなったのか、尾崎を自分の側へ引き寄せると少女は母の乳を乞うように尾崎の胸の中へ顔を埋めた。舌の先が乳首を見つけると、そのままキスをするように口の中に含んだ。
 私の尾崎さん。もう少しで全部、わたしのもの?

/

 道具まで揃える絵理の悪戯は日を追うごとに悪質に、厄介なものになっていた。
 下着を着けずに、なんてのはまだ甘いほうで、その日も事務所で絵理から手渡されたソレに尾崎は頭を抱える。渡してきた絵理は実に晴れやかな笑顔で、手に持っているリモコンがやけに不似合いである分、どこか笑いも誘うが尾崎は素直に笑えなかった。
 その、と疑問を口にする前に「約束?」と絵理から機先を制されてしまう。約束といっても昨日、後背位の最中に無理やり約束されたもので、尾崎も記憶にあるかどうか微妙なラインだ。それでも彼女の手の中で存在感を示すソレを拒めるはずもなく、尾崎は大きく肩を落とした。
 卵形でプラスチックのソレは親指大ほどの大きさで、絵理が手元のリモコンで操作すれば自由に体を震わせる。つまり、リモコンバイブ。こんなものが通販で簡単に買えてしまうのだから恐ろしい世の中だ。改めて、ネット世界に対して違う意味の恐怖を抱く尾崎。ただ、目の前の少女はそれほど悠長に待っていられないのか。次第に苛立ちを隠さなくなる。ジロリと、急かすような絵理の瞳が尾崎を捉えた。
 絵理に体を許すようになって、普段の上下関係もまた逆転しつつある。もちろん、人前やレッスンの時などは以前の関係のままなのだが、こうして絵理の欲求に応える場面ではすっかり尾崎は少女の従僕になっていた。不満げな目が尾崎を貫き、尾崎は人が来ないかと恐る恐るスカートをたくし上げていると、絵理はもう我慢出来ない。乱暴に尾崎のスカートの端を掴むと、思い切り良くスカートを持ち上げた。
 以前、園児にスカートをめくられたように勢い良くはためくスカート。慌ててスカートをおさえようとする尾崎を視線だけで制すると、絵理はもう動こうとしない彼女の足元で膝立ちになった。黒の扇情的な下着は、今夜もまた行われる情事を期待してのものだろうか。こういうところにもキチンとしている尾崎を愛おしく思うが、今はこちらが強く出るところ。絵理は下着をわざと膝の方まで下ろすとふとももは震え、頭上から僅かに息む彼女を無視して、絵理は眼前に広がる秘肉へと指を突き入れる。
 クチュリと、その水音は確かに絵理の耳に届いた。
「……もう?」
 スカート越しに見上げると、恥ずかしそうに尾崎は顔を背けた。もうすぐにでもセックスが出来るほどに濡れているそこに、絵理の中でまた攻撃的で鬼畜な部分が笑みを形作る。突き入れた中指を動かし、クチュクチュと音がハッキリ聞こえるともう駄目だった。ポタリと、頭上から落ちてくる雫が手首を濡らし、舐めると少し塩気が濃い。
「お願い……もう早く入れて」
 口元を震わせながら懇願する尾崎。その光景に思わずにやけそうになる顔を引き締め、もう一押しとばかりに絵理は首を傾げた。目は口ほどに物を言い、尾崎の顔に絶望の色が浮かぶ頃にはすべてが伝わっているだろう。尾崎は観念したように項垂れると、顔を覆う髪の毛も気にせずに唇を動かす。
「お、おねがいします……私のやらしいあそこに、いれ、入れてくだ、ぁ……!」
 ツプリと、尾崎が言い終わる前にローターを入れていく。突然の侵入に脚を震わせながらも、彼女は必死に唇を噛んで耐えていた。
 ああ、可愛い。絵理の横暴に振り回され、体のすべてを犯される尾崎を見るたびに少女は熱に浮かされたように見入ってしまう。それは恋の感情にも近いのかもしれないが、あまりにその恋慕は一方的で暴力的だ。それもこれも、絵理の股間で痛いぐらいに屹立しているものが元凶。もしもここが事務所ではなく、そしてすぐ先に仕事が控えていなければ絵理は尾崎をこの場で押し倒し、心ゆくまで彼女を犯していただろう。
 尾崎の体に埋まったことを確認すると、下着を履かせる。やはり異物感があるのか、モジモジと太ももを摺り合わせては確認する尾崎もまた絵理には誘っているように見えた。実際、絵理の悪戯によって発情した尾崎のただならぬ様子に勘違いをする男は馬鹿みたいに多い。その大体は一蹴されてしまうのだが、時折、犯罪スレスレまで迫る輩もいるので、そこは絵理も目を光らせているところだった。一度、わざと局の人間にセクハラされるように仕向けた時、尾崎が他の男に汚されるようで興奮はしたが、良い気分がしなかったことも関係していた。
 なんとか体の高ぶりを抑え込んだ尾崎は次の現場へと絵理を促そうとする。ただ、絵理の興味は次の仕事ではなく、彼女の体に入り込んだものに集中している。構わず手元のリモコンを操作すると、途端に尾崎の体がくの字に曲がった。脚はガクガクと震え、下腹あたりを服の上から押さえ込んでいる。
「え、絵理ぃ……」
 切羽詰った尾崎の顔。手元に視線を戻せば、振動は最強に設定されていた。一思いにこのまま、とも思ったが、流石に次の仕事が迫っているのでスイッチは切る。それでもまだ違和感が残るのか、なかなか足が進まない尾崎の手を絵理は引っ張った。ひっ、と僅かな嬌声に思わず笑顔がこぼれる。
「さ、行こう?」
 きっと尾崎の目には、自分が鬼のようにも見えただろう。それでも構わないと、絵理はリモコンをポケットにしまうと、一緒に押し込まれている金属の冷たい感触に胸を躍らせた。

 収録の最中、カメラがこちらに向けられていても絵理はついつい尾崎を目で追ってしまうことをやめなかった。その様子に尾崎は気が気でなかったが、スタッフ、共演者には微笑ましい光景として受け取られたのだろう。「スーパーアイドルに頼られるなんてさすが」と囃されるだけで、いささか拍子抜けしてしまう。もちろん、襲ってくる振動は尾崎の理性と尊厳をこれでもかと削ってくる。もしバレようものなら変態女の烙印を押されるどころか、絵理にも迷惑をかけてしまう。なにより絵理が仕込んだはずなのに、もう絵理を追及するなどという選択は日々の陵辱の中でとうに失っていた。今はただ、アイドル水谷絵理の頼れる敏腕プロデューサーとして収録を見守ること。鎧を着込むように尾崎は精神力だけで外面を強固なものにしていく。
 しかし、外殻を硬くすればするほど、中の肉は柔らかく蕩けていく。今や服の下では下着も意味ないほどに湿っており、全身から女の色香を漂わせていた。今がバラエティー番組の収録で、観客の笑いがそれをかき消してくれたのが幸いで、また馬鹿な男が不用意に近づいてこないか、尾崎もまた気が気でなかった。
 番組の最後、絵理が観客に向かって手を振る。それだけで会場一杯に響く声の中、尾崎は気づいてしまう。その手を振る先、見渡す目が向ける場所。
 尾崎さん。尾崎さん。尾崎さん。
 一切、余計な感情が入っていないような瞳に無性に尾崎は悲しくなってしまう。一途と言えるほどの情熱的な感情はしかし、恋と呼ぶにはあまりに歪で不恰好だからだ。この子を縛ってしまった。女が使う最も手っ取り早い武器でがんじがらめにしてしまった、と。
 一度は壊された尾崎の心の残骸が散らばる中、その残骸を拾い上げ、愛おしそうに撫でる少女がいる。壊してしまった張本人のくせに、やけに大事そうにそれを抱えては頬ずりをして、時には舌で舐めたりもしていた。
 尾崎さん。尾崎さん。尾崎さん。
 体内の振動は確かに尾崎を追い詰めていたはずだったが、尾崎はそれ以上、醜態をさらすことはなかった。

/

 収録が終わり、二人して尾崎のマンションに直帰する。部屋の扉が閉まり、外界と隔絶されると早速、もう一人の絵理がすぐに顔を出した。手は尾崎を引っ張り、足は寝室へと急ぐ。運転中は控えていた振動は車から降りた時点で最強にされ、尾崎はフラフラとした頭と足取りで寝室のベッドへと連れ去られた。
 寝室へ着くとベッドへ尾崎を押し倒し、わずかに露わになった尾崎の胸元へと顔を埋める。絵理っ、と頭上で響く声は無視。服を乱暴に脱がせ、じんわりと汗ばむ体に舌を這わせた。首筋、わき腹、ふともも。もう尾崎の体の中で絵理が味わっていないところなど無い。ずいぶんと我慢していたのだろう。しょっぱい汗の味に満足すると、脚を開いて下着の中に指を潜り込ませた。指先に感じる振動と、これ以上ないほどに濡れた膣内。無防備なほどに柔らかい膣肉に我慢できなくなった絵理は下着を脱がせるのも面倒なのか、下着を指でずらすと一気に肉棒を突き入れようとする。
「やめっ、絵理!」
 亀頭の先が膣口を捉え、既に鈴口が埋まりかけたところでなんとか絵理を止めた。男であれば乱暴に押し込むかもしれないが、女だから避妊もなしにセックスをする恐怖が分かるのだろう。少しバツの悪そうに体を離すと、ナイトテーブルに散乱したままのコンドームを一枚、手に取った。
 慣れた手つきでゴムを装着する傍ら、尾崎は体内に埋まったままのローターを取り出そうと膣内に指で掻き出す。まだ振動をやめないそれを指で掻き出すだけでも相当、気持ち良いのか、震える指先は上手く掻き出せずに益々、体だけが気持ちよさに焦れてしまう。
 尾崎がモタモタしているのとは対照的に、あっという間にコンドームを着けた絵理は彼女の状況もお構いなしに襲い掛かった。まだアレが入っていると主張する尾崎にも気づかず、絵理はただ身を焦がすような膨大な欲望に任せるまま、一気に肉棒を尾崎の体に挿入した。
「ひぃぃぃ……!!」
 バタバタとベッドの上で手足を暴れさせる尾崎。絵理を慮ってか、どんな時でも堪えようとする彼女にしては珍しいほどの痴態。それもそのはずで、勢いのまま突き刺した剛直の先、不自然な振動に絵理もまた体を震わせた。そこでやっと、ローターを入れたままだということを思い出し、思いっきり膣奥、子宮口までローターを押し込んでしまったことに気づく。
 声も発せられないのか、大きく見開いた目にガタガタと震える唇。許容量を超えた快感であることは明らかで、流石に、と思った絵理はポケットに入れたままのリモコンに手を伸ばす。しかし、そこで一緒に入っていたモノが絵理の意識をずらす。そうだ、絶好の機会じゃないか。絵理はリモコンから手を離すと、代わりにソレをポケットから取り出した。
 尾崎さん。これ、なーんだ?
 絵理が聞いても、もちろん尾崎はそれどころじゃない。体の中を違う生物が這いずり回るような異常な快感の中で答えろというのが無茶なのかもしれない。絵理はもう一度、ポケットに手を入れると、ローターの振動を緩めた。
「尾崎さん、これ、なぁに?」
「ふぇ……?」
 霞む視界の中、絵理の指の下で揺れる銀色のそれは最初、また尾崎を犯す道具にも見えた。たまらず目を逸らしそうになったところで、ただの鍵だと気づいてホッとする。ただ、その安堵もすぐに別の不安に塗りつぶされていく。いったい、何の鍵なのか。快感で上手く回らない口に、代わりに絵理が答えた。それで、尾崎の顔は一変する。
「マンションの、鍵?」
 まさか。そう呟こうとするも、開いた唇からは喘ぎ声しか出ない。それでもニヤニヤとした笑みを浮かべる絵理はさぞや楽しそうに、言葉を続けた。
「社長に用意してもらった、私のマンション……ううん、私と、尾崎さんの?」
 赤茶色の照明の中、愉悦に顔を濡らした少女に対して女は愕然と顔を左右に震わせる。我慢していた涙が一筋、頬を伝い、諦めに似た感情が彼女を覆い尽くす手前、絵理はもう言いたいことだけ言い終えるとまたポケットに手を伸ばした。取り残されたリモコンの設定を戻す。設定は、もちろん最強。さらに力強く肉棒の一突きを加えると、眼下に広がる女体が一際、大きく跳ねた。
 獣めいた悲鳴が響く室内、失神寸前の尾崎にも構わずピストンを続ける絵理はひと時たりとも女の痴態に目を離さない。その目は確かにそう囁いていた。

 これでずっと、ずっと一緒だよ。尾崎さん。




つづく

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